2013年3月25日月曜日

亡命ロシア人 また謎の死 反プーチン大富豪、英の自宅で

(picture : mirror news )

ロンドン=内藤泰朗】ロシアのプーチン大統領を厳しく批判して英国に亡命した露大富豪ボリス・ベレゾフスキー氏(67)がロンドン郊外の自宅で死亡しているのが23日見つかった。英国では昨年にも露政権幹部らの汚職疑惑を暴露した亡命ロシア人実業家が不審死しており、反プーチン派の相次ぐ死は両国関係に微妙な影を落としそうだ。

 英BBC放送によると、ベレゾフスキー氏の遺体は23日夕、ロンドン西部アスコットの自宅で見つかり、警察が死因を調べている。

 ベレゾフスキー氏は1990年代、ソ連崩壊後の混乱期に自動車販売で財をなし、ロシア最大のテレビ局や航空最大手アエロフロートなどを手中に収め、「エリツィン大統領の金庫番」と呼ばれた政商だった。

 しかしエリツィン氏の後継者のプーチン氏とは対立。「命に危険がある」として、所有ロシア企業株を売却し、2000年に英国に亡命。06年に英国で毒殺された反プーチン派の元ソ連国家保安委員会(KGB)中佐、リトビネンコ氏とも連絡をとっていた。

 ベレゾフスキー氏は親プーチン派の大富豪で英サッカーの名門、チェルシーのオーナーのアブラモビッチ氏に英国で30億ポンド(約4300億円)の損害賠償請求訴訟を起こし、昨年夏に敗訴。借金がかさんでいたという。

 ロシア大統領報道官は死亡の報を受け、ベレゾフスキー氏が数カ月前、プーチン氏に謝罪し、帰国許可を求めていたと語った。

 英国では昨年11月にも、亡命ロシア人実業家ペレピリチヌイ氏が44歳の若さで突然死。BBCによると、同氏は健康だったが、プーチン政権幹部の汚職に関する証拠書類を英国などの捜査当局者に提供したうえ、投資案件で露保安当局者に莫大(ばくだい)な損失を負わせて命を狙われており、捜査当局は毒殺の疑いがあるとして再調査を行っている。

 またリトビネンコ氏の暗殺以降、プーチン政権を批判する在英亡命ロシア人への襲撃などが増加。「襲撃対象」をまとめた名簿もあるといい、亡命ロシア人は外界との接触を極力しないなどして警戒している。
(産経新聞より)

まだまだロシアのマフィアは、健在してますね。。(汗) 今回 24時間ほどはベレゾフスキー氏をそのまま死んだところに置いたまま、現場の調査していました。 放射線、毒物などイギリスの特殊捜査班がでてきて徹底的に調べてはいるが、いまのところは他殺の証拠がいっさい残っていないようだ。。いやはや、暗殺手段もどんどん手が込んだものになっているのだろうか?


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